Tamabi Product Digital Workshop 2018

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2018年のデジタルデザイン・ワークショップでは、現在デザインの現場の最前線で必要とされる様々な技術を講義します。今回は3つのクラスにわけて、別の角度からより深く技術を習得することが狙いです。

デジタルの技術を応用することにより表現の幅を広めるとともに、多くの領域においてプロセスを最適化することができるので、デザインのワークフローを効率化、高速化することができます。3Dモデリング及びレンダリングはデザインの現場では必要なスキルであり、学生が卒業後の進路においてこの知識を有していることは大きなアドバンテージになります。

デジタルデザインの手法はプロダクトをより緻密かつ厳密に作り上げることできます。また、既存の技術では不可能であった曲面やサーファスの処理などを可能にします。デザイナーはプロダクトのできるプロセスをより深く理解することができるのと同時に厳密な形でクライアントとのコミュニケーションを取ることができます。

基礎的なモデリングの技術、複雑な3次曲面制作の作成、リアルな素材感を表現するレンダリング、プロダクトの細部を説明するためのアニメーションを制作します。今回は基礎的なスキルの習得に加えて、スタジオ方式の授業を取り入れます。このスタジオでは、テクノロジーと未来についてディスカッションをしながらみんなで想像します。私達の生きている社会がテクノロジーによりどのように変化し生活がどのように変わっていくのか?デザイナーの立場から考えていきます。

 

講師: 大島ヨウ

Art Center College of Design 専任教員。建築修士(Southern California Institute of Architecture)。建築スタジオdeegan day designではプロジェクトマネージャーを担当、主に現代建築に取り組む。Art Center では3D プログラム、モーショングラフィックス、デザインスタジオを担当。個人スタジオAmisoyは建築、グラフィックス、モーション、プロダクトなど様々なジャンルのクロスオーバーのデザインを目指している。

 

Group A モデリング/レンダリングの基礎

業界標準の3Dソフト、ライノセラスを使って、様々なプロダクトのモデリングのレクチャーと演習を行います。各回ごとに違ったカテゴリーに挑戦します。

  • デザイン業界のデジタライゼーション
  • ライノセラスの基礎
  • 様々なコマンド
  • 素早く厳密で正確なモデリング

アウトプット

  • プロダクトのレンダリング
  • 3Dプリントモデル

 

Group B アニメーション/ VR

Keyshotを使ったアニメーションとVR。近年メディアの変化により動画やVRなどのメディアが一般的になり、多くの人がアクセスしやすい。デザインを効果的に伝える手段として、動画はとても有効です。

  • Keyshotカメラアニメーションの基礎
  • アクソノメトリックドローイング
  • Keyshot部品分解アニメーション

アウトプット

  • Keyshot を使ったアニメーション(1分)
  • プレゼンテーションボード
    • レンダリング
    • ドローイング
    • 分解図

Group C 未来について

最新のテクノロジーの進化により、今までには想像上の存在であったことが可能になっています。未来に社会に出ていくデザイナーとテクノロジーは切っても切れない関係です。IoT、自動運転技術、ドローン、VR、スマホが人間の生活をどのように変化させて、この先はどうなっていくかをディカッション方式で語りながらみんなで考えます。最終的には各チームごとに2分ほどの動画を作成し、Youtubeにアップロードします。

  • テクノロジーの進化についてのレクチャー
  • 最新撮影機材のデモ
  • グループディスカッション
  • ビデオ編集の基礎
  • ワークセッション

アウトプット

  • 3名のグループで一つのビデオ(2分ほど)を作成
  • Youtubeにアップロードする

 

 

スケジュール

4 月 24 日 ( 火) 1 限 A / 2 限 C

4 月25 日 ( 水 ) 1 限 A / 2 限 C

4 月26 日 ( 木 ) 1 限 A / 2 限 B

4 月27 日 ( 金 ) 1 限 B / 2 限 C

4 月 31 日 ( 月 )2 限 まとめ、講評会

*まとめ、講評会は全グループ参加です。